MFT矯正とは??

こんにちは。

本日はマイオブレース・プレオルソを用いたMFT矯正についてお話をしたいと思います。

MFT矯正とは、起きている時の1時間と夜間に装着してもらうマウスピース装置のことです

MFT矯正では『口腔周囲筋』のトレーニング・悪習癖の改善を目的に行います。

『口腔周囲筋』が弱いとお口ポカンの原因となること。
『悪習癖』としては舌突出癖・異常嚥下癖・口唇を吸啜すること・・・
などの原因があります。

例えば口腔周囲筋が弱く・お口ポカンの場合は常にお口が空いていることにより頬の筋肉の力が常にかかります。
イメージとしてはこのようになります。

そのため、V字型の歯列となり、やや出っ歯傾向・歯列の縮小といった歯列の不正が起こる原因となります。

これらの場合に『歯列の矯正』(マルチブラケットや各種アライナー矯正など・・・)を行うと、歯列の改善は期待できますが後に『後戻り』(元に戻ってしまう)の原因となることが考えられます。

MFT矯正として使用するマウスピースのマイオブレース・プレオルソにはそれぞれ種類があり


マイオブレース
①K1・・・主に鼻呼吸の獲得を目的に使用
②K2・・・正しい鼻呼吸を獲得後、嚥下・舌の正しい位置の獲得のためのトレーニングに使用
③K3・・・各種トレーニング完了後の保定(後戻りの防止)として使用


プレオルソ
①Type1・・・主に叢生(歯並びが乱れていること)や上顎前突・過蓋咬合の改善に使用
2Type3・・・反対咬合(受け口)の改善に使用

これらの装置をお口の中に装着してもらいトレーニングを行います。

写真はマイオブレースK2装着時の装着イメージになります。

マウスピースを口腔内に装着することにより、頬の筋肉・舌の筋肉が理想的な状態となります。
この時に行うポイントとしては
①マウスピースを装着し、しっかりとお口を閉じる
②舌を正しい位置におく
が大切になります。

次回はMFTでの症例についてブログに載せていきたいと思います。