スマイリーズ

スマイリーズとは?

「スマイリーズ」とは、まだ虫歯になっていないお子様から、もう虫歯になってしまったお子様でも、これ以上虫歯をつくらない!を目標としたお子様向けの予防プログラムです。
多くの保護者は「むし歯になっても子供の歯は生え替わるからいいや!!」と思っている方が多いようですがそれは、大きな間違いです。一度、むし歯になってしまうと完全に元通りには再生出来ません。生涯に渡って健康なお口の中を維持するためには、子供の時期からの予防が大切です。しかしお子様は自分の歯を自分では守れません。
私たちと一緒に大切なお子様の歯を守っていきませんか?「スマイリーズ」ではお子様の成長段階に合わせた予防処置はもちろんのことお子様自ら「歯医者さんに行きたい!!」と思える取り組みを行い、ご家族と一緒に虫歯0を目指したいと思います。

このような考えにご賛同いただける方は、是非スマイリーズにご入会ください!

入会条件

  • 笠井歯科医院の予防プログラムを理解してくれる方
  • 歯科医院任せでなく一緒にむし歯ゼロを目指している保護者の方
  • 対象年齢 0~15歳(中学校卒業まで)
  • 唾液検査を実施してくれる方  (費用は¥3000+税)

入会特典

  • 唾液検査をもとにそれぞれ違う予防プログラムの作製
  • 検診ごとのフッ素塗布、もしくはMIペーストの塗布
  • デンタルノートの製作(お子様の歯の状態の記録します) 「デンタルノート」に記録を残しましょう
  • 入会後にお渡しする専用の「デンタルノート」には、毎回のお口の記録だけでなく、汚れの残っている場所やお家で気をつけていただきたい事、お食事についてのアドバイス等もお伝えしています。
  • 来院された時だけでなく、お家でのホームケアの参考にしていただければ幸いです。


ご入会いただいたお子様に、こちらの「デンタルノート」を差し上げます。

予防プログラムについて

はじめに

むし歯の発症には3つの要因が大きく関与しています。

細菌
ミュータンス菌、乳酸菌など
基質
砂糖、炭水化物など
宿主
歯の質、歯並び、唾液の性状、全身疾患など

これらをしっかりとコントロールすることができれば、むし歯の発症を予防することが出来ます。そのためには、どの項目に弱点があるかを調べる必要があります。

生活習慣のヒアリングにより基質に対するむし歯予防を、唾液検査を行うことで、むし歯に関する細菌・宿主の原因因子を調査します。
その結果から現在のむし歯の活動状況や、今後むし歯になってしまう危険性などを推測し、それをもとに一人一人に最適な予防プログラムを作成します。

Step1 問診・お口の状態の確認 (初回治療時)

まずはお口の中についてお伺いします。
むし歯の原因や予防法について一緒に考えていきましょう。

  • おじいちゃんおばあちゃんと住んでいる。
  • 幼稚園、保育園に通っている。
  • ほぼ一日中お母さんと過ごしている。
  • 食べものは何が好き?
  • おやつは?
  • 歯ブラシの習慣は?

など、生活習慣のヒアリングを行います。

Step2 唾液検査 (初回治療時)

2回目に唾液の検査を行います。

生まれた赤ちゃんのお口の中には、むし歯の原因菌はいません。
お母さん、お父さんのお口にいる細菌が感染して、定着すると考えられています。
その最初の感染を出来る限り少なくするのが、虫歯予防の第一歩です。
むし歯のリスク判定はその後のむし歯予防の対策を考えるうえで大変役に立ちます。
可能な場合は唾液の緩衝能検査も一緒に行います。

何故むし歯になってしまうのか?

甘いものを食べていなくても、毎日歯磨きをしていてもむし歯になってしまう方は、むし歯の根本的な原因を知らないと悩みは解決できません。
むし歯になってしまうのはお口の中にいるむし歯菌と日頃の生活習慣が原因と考えられます。
むし歯の悩みを解決するため唾液検査は必要不可欠なもの。一人一人のお口の中の環境は違います。検査結果をもとに、それぞれに適した予防方法をご提案し、むし歯ゼロを目指しましょう。

唾液検査でわかること

■唾液の緩衝能(かんしょうのう)の検査

唾液の大きな特徴の一つ、酸やアルカリの両方を中性に戻そうとする働きのことです。
食事や間食のあとは、プラークが歯の鏡面を脱灰して歯の表面を溶かしはじめます。中性に戻す能力が高い(緩衝能が高い)と溶けている時間が短くて済み歯を再石灰化する時間が長くとれると考えられます。

■ミュータンス菌量の検査

ご存知むし歯の原因菌の1つ。歯に付着するプラークの原因となったり、酸を産生して歯を溶かしたりします。生まれたばかりの赤ちゃんにはいないため、検査では感染の有無を確認することができます。菌数が多ければ当然虫歯のリスクは高いと考えられます。

■ラクトバチラス菌量(乳酸桿菌量)の検査

ラクトバチラス菌も同様にむし歯の穴の中にいることが多い菌です。
酸性の環境に強く、ちょうど歯の表面が溶けはじめるような環境で増殖します。そして強い酸を作るため、歯を溶かすのに影響を与えると考えられます。

Step3 唾液検査をもとに予防プログラムとブラッシッング指導

歯科医師・歯科衛生士より、唾液検査結果をもとにした予防プログラムを作製し現在の状態の説明を行います。
また、デンタルノートには現在萌出している歯の部位と状態、食べ残し、磨き残しの状態、ブラッシング時に注意する部位など記入し、仕上げ磨きが必要な場合には保護者の方へ磨き方の説明をします。
まずは虫歯にならない環境作りのために正しいブラッシング方法をマスターしましょう。

Step4 歯のクリーニング

PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)によりバイオフィルム(歯の歯垢や歯石)を除去し、歯面をキレイに磨きます。

虫歯の治療が必要な時はブラッシング方法が身につき、環境が整ったら治療を行います。

Step5 フッ素塗布

フッ素を塗る間隔は3~4ヶ月毎を目安にしておりますが、各自環境と合わせて担当歯科医師・衛生士がプログラムします。
フッ素塗布後は約1時間、飲食は控えてください。

2回目以降は
step3〜5を行います。

定期的にブラッシング指導、フッ素塗布を行いむし歯0を目指して頑張りましょう!!